STORYストーリー
クリーニング屋、写真屋、ガチャ屋・・・etc。
定職に就かず「何でも屋」として働くケンちゃんが、ひょんなことから「散歩屋」をはじめる。
「散歩屋」とはお年寄り、引きこもりの方など支援が必要な人やワンちゃんと一緒に歩く職業。様々な事情を抱えるクセのある客と出会う中でケンちゃんは生き別れた父への思いを募らせる。
そして、ある出来事をきっかけにケンちゃんは父への思いと向き合い、この街で暮らしていく決心をする。
COMMENTSコメント(五十音順、敬称略)
俳優・気象予報士
石原良純
走れ!銚子電鉄。沿線の人々の暮らしを守り続けろ。それにしても似ているなぁ、石田親子。いや、主人公親子が。
漫画家
伊藤潤二
ほのぼのとした人間ドラマの中に時おり顔をのぞかせる怖さが印象的です。そして人生とは散歩でありガチャである。そんなメッセージも感じました。
脚本家
浦沢義雄
人生は二度ない、三度ある。不条理コメディーの果てに救いがある。
お笑い芸人
カンニング竹山
寺井監督とは奇人である。人間が生きると言う楽しみを最も知っている天才だ。今を生きる人がこの映画の中にいる。生きる事をそれだけで楽しいのだときっと我々もわかる事となる。
企画プロデューサー
小山薫堂
理想の自分からどんどん遠ざかり、むしろ欠点ばかりが目立ってしまう・・・そんな完璧ではない大人たちに、「そのままでいいから、ちょっとずつ前を向いて歩いて行こうよ」と優しく語りかけてくる作品だと思いました。
俳優
佐野史郎
サスペンスドラマの聖地、銚子は遠い。海ほたるがなかった頃、電車を乗り継いで行ったっけ。遠い過去の物語はまるで昨日のことのように近く、様々な物語が生まれた地に、父と子の影が、弾き語られる唄と共に心に沁みる。
動画クリエイター
ジェットダイスケ
主人公に色々とイベントが発生しているのだけど、何も起きていないかのように静かに、小さな起伏の連続として淡々と物語が紡がれていく。これがキャスティングの妙と相まって人生なかなか一発大逆転とはいかないリアリティを強く感じた。でもそれでいいんだよね、そういうものだから。
演出家
テリー伊藤
散歩屋ケンちゃんには、ビックリ!!あのいしだ壱成を主役に抜擢とは、何とも言えない演技に引き込まれる。散歩に秘そむ狂気が斬新過ぎる。
プロゴルファー
東尾理子
ケンちゃんみたいな友達が近くに居たら良いな、そんな彼の魅力に引き込まれる作品。家族の儚さ、繋がりにホロリときました。(父親の手紙、あれは本人の字だったな、、、)映像が綺麗で心が洗われ、銚子の海に行って美味しいものが食べたくなりました!
CGクリエイター・声優・監督
FROGMAN
よくある地方礼賛映画かと思いきや、ぜんぜん違った! 利口に生きようと思えばいくらでも出来る時代に、ギリギリの人たちがギリギリの稼ぎで、ギリギリな繋がりに縋りつつ生きる姿がいい。これってなんだろうと考えていたら、 是枝監督作品の”まずい棒版”だった。
漫画家
ゆでたまご 嶋田隆司
友人の鉄平さんや大先輩ビッグ錠先生が出演されているというだけで興味津々。鉄平さんの自然な演技に驚き、錠先生の哀愁ある姿や随所に出てくる漫画原稿が素晴らしく大きな見どころ!私も思わず映画に出たくなった!
俳優・映画監督
利重剛
作品自体は正直なところたいして面白くなかった(笑)。だからといって最後まで飽きることなく観た。確信犯的な仕掛けがあちこちに散りばめられていて、それは不思議とイヤらしくなく、いろいろな繋がりと拡がりを感じさせてくれる。それは映画にとって大事なことだと思う。